当店について

ごあいさつ

職人による厳しい鮮度分けにより、常に新鮮で脂のりの良いあなごのみを使用した
良質のあなごは、昔から代々の天皇や皇族方に献上されていました。
四季を問わぬ良い味と豊富な滋養が重宝されて、祭事の御供物としても
よく用いられてまいりました。

往事、高砂在の当店の祖は、祝い時に必ず謡われる謡曲「高砂」に登場する
尉姥(おじいさんとおばあさん)にちなんで、夫婦串(2匹刺し)夫婦睦まじく又、子宝串(3匹刺し)子どもに恵まれてと言う想いの製法をあみだしました。

あなご本来の風味がいかされたまろやかな味は、人々に親しまれ喜ばれ、
代の変わりとともに益々ご愛顧いただき、全国各地よりご注文をいただくまでになりました。
本家高砂店より暖簾分けしていただき、本家高砂店のほか姉妹店として、加古川、
東加古川、二見、松江、西神戸、明石とそれぞれの亭主が出店する迄に
育て上げていただきました。

これも一重に永代にわたるお客様の並々ならぬご贔屓の賜と深く感謝いたしますと
共に、手前ども一同尚一層の努力をいたす覚悟でございます。

私たちのこだわり

天然のみのあなごを使用しており、いくつもの厳しい鮮度分けにより、新鮮で脂のりの良い良質なあなごが本焼へと生まれ変わります。背開きが一般的な開き方ですが、本焼あなご下村のこだわりの一つは「腹開き」。鮮度が命である新鮮なあなごを
手際よく開くのは職人の技。

もう一つのこだわりは「頭割り」と言う製法。一番腐りやすく、生臭さが残りやすい頭を割ることで、頭の先から尻尾の先まで香ばしく焼き上がります。

そして三つ目のこだわりは、他社では頭と尻尾のみに串を刺し反り返らないように
鉄板で押さえて焼くのが一般的ですが、おなかにも串を打つことで反り返りを抑え、鉄板で押さえつけない為ふっくらと焼き上げることが出来ます。
「中串」作業は腹開きされ平らになったあなごの繊細な身と皮のほんのわずかな間に串を通すのが熟練の技です。

串に打たれる夫婦のあなごも、何気ないこだわりですが鯉のぼりの様に頭を右にして並べた際、 上のあなごが少し大きく、下のあなごは心持ち小さめになって夫婦を
イメージしています。

あなごも十匹十色で、焼き上がりを想像しながら脂のり、身と皮の鮮度や焼き色の
選別など全ての製法において職人は目を光らせています。

こうした、様々なこだわりの製法を代を越えて守ってまいり、今でも幅広い世代に
愛され続けていただいております。

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